【定年退職】家にいる義父をどうすれば⁉

スポンサーリンク
後の祭り

仕事、仕事で昭和の世代を駆け抜けて来たお義父さん。そんなお父さんにもやがて定年退職の時が来て、そのあとは…。会社からはサラッといなくなって終わりかもしれませんが、自宅にいる時間はこれからが長い!いや、もはや長すぎて先の見通しも立たず、周りの家族へじわじわと負担の波が押し寄せて来るような予感すらするのでは?

心配半分、うっとうしさ半分と言ったところでしょうか。

当記事では定年退職後家にいる義父のセカンドライフのために、周りの家族が心がけてあげたいことをまとめています。「家にいる義父をどうすれば⁉」と何となく今後のことが煩わしく感じている方はぜひご参考になさってください。

 

【関連人気記事】

【PTA役員】やりたくないのに…なってしまったら⁉乗り越え方を伝授

 

 

目次

スポンサーリンク

“うっとうしさ”の原因

 

サッサと趣味を見つけて、子育ての手を離れた後生き生きと趣味にまい進する女性と違い、男性は仕事がなくなったとたん、ヌケガラの様になってしまう人も多いと聞きます。そもそも女性は、子育てをしながら家事全般、仕事に至るまで、同時に物事をこなす能力があるとされています。ゆえに、結構若い時から趣味・学習など自分のための時間はしっかり確保する習慣のある女性は多いように感じます。

それに比べると、一部の男性を除き大半の方は仕事なら仕事一本やりの方が多いのが現実でしょう。それこそ、ある一定以上の世代の方々は、休日出勤もいとわずモーレツ社員を良しとする世代の方々ですね。

 

会社員時代はそれで良しとしても、「職場・仕事」という自分が属するカテゴリーを失った男性たちはこれからどうしたら良いのか…。

ネットでは、そういった行き場を失ったような義父が毎日家にいることに言い知れぬ不安やストレスを抱えている人が多いようで、グチに近い投稿が山のようにあるのを目にします。自分の父親のそんな姿を見てもストレスなのに。ましてや他人である義父が自分と同じ空間に24時間べったりいると考えただけで一言言わずにはいられなくなる気持ちはよくわかります。

 

体調がどこか悪いわけでもなく、まだボケているわけでもない。しかし、好きな時間に起き、好きな時間にご飯を食べ、1日中家で過ごし、風呂に入って寝る。今まで決まった時間に起床してさっさと出勤していった時代は家事をしていたあなたも時間の予定も立ち、趣味に、パートに有効に過ごせたのに。いつ食事をするかわからない義父のためにずっと食事を食卓に出しておかなくてはなりません。冷めた味噌汁を誰が温めるか、という話。変な時間に風呂に入って、洗濯が終わった時間にまた汚れものを出したり。

 

でも、一番心配なのは何にもすることがなくてボケないかしら…という不安。認知症を発症し、介護という新たな問題が起きやしないか、と周りの家族はひやひやするわけで…。

 

 

スポンサーリンク

テレビばっかり見ている義父

 

2017年の「全国視聴率調査」によると、1日当たりのテレビ視聴時間は20代男性で1時間44分、対して60代男性は4時間55分、70代男性は6時間という結果が。つまり、60代以上の男性は起きている時間のほぼ半分近くをテレビ視聴に遣っていることに。今は、テレビのみならず、ネットの動画配信などで映画を視聴することも出来ますから、メディアの視聴時間に関して実際はこれより多いことでしょう。

 

「最近義父は部屋にこもり、テレビやネットばかり見ていて“引きこもり”のよう」という不安の声もよく聞かれます。

これについては、「高齢者の場合、生活に活気がなく沈んだ気持ちになっているため、特に見たいと思ってテレビを見るわけではないが、気が付いたら長時間の視聴になっていた」という報告がNHKから出ています。家にいながらリアルタイムに世の中の動きを知ることが出来る、ということにも高齢者の視聴時間の長さのポイントがあるのだそう。

 

ご存知の方もあると思いますが、次々と激しく移り変わる画面を1日ボーっと眺めているとヒトの思考力・認識能力が低下していきます。つまり、脳が受け身になってしまうため、自ら積極的に考えることをしなくなり、「認知症」発症の原因にもなるわけです。

 

 

 

スポンサーリンク

義父のセカンドライフ充実のために

 

別にテレビやネットなどのメディアが悪いわけではないのです。問題はその知恵や知識をどう生かすか、ということ。体が動く限り、本来ヒトは自分が何かの役に立ちたい、という気持ちは持っているはず。世話されるより、世話したい。出来たらある程度の社会的な評価も得たい。どんなに年をとっても、こういう人間の「尊厳」に関する部分というのは死ぬまで持ち合わせているのではないでしょうか。

 

そうだとすれば、義父には社会のお役に立っていただきましょう。

いきなり社会という枠が大きすぎるのならまずは家庭内の家事を分担していただく。洗い物・洗濯・庭掃除何でもよいのです。役割を与えて。

そして忘れてはならないのが「感謝」。やっていただいたことに対して「本当に助かります」「いつもありがとうございます」の言葉を。

 

ここからスタートして、時間をかけて自分に合うパート(高齢者活躍中の表示が出ています)や、シルバー人材センターに登録する、という手もあります。

さらに、介護や語学の資格を取って、それを仕事にしたり、ボランティアで生かす、なんていうのも素敵ですね。

こうやって、まずは身の回りのことから、「ヒトの役に立とう」の視点を持っていただきましょう。

 

 

スポンサーリンク

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

体が健康でさえあれば、まだまだ社会からリタイアするのは早すぎます。少子高齢化の日本、60代くらいならまだまだバリバリの現役は当たり前。老け込んで引きこもっている場合ではないですよね。周りの家族も、どうぞ義父さんをたくさん頼ってみてください。まだまだ働いてね!くらいの勢いであおってみてはいかがでしょうか。