こんにちは。コボ(@kobo_blog)です。
公務員から転職となると特別な質問はある?
民間の面接で注意すべき点を知りたい。
公務員から民間へ転職を検討している人や、すでに企業との面接まで進んでいる人はこのような疑問を持つことがあるかと思います。
公務員からの転職となると、書類選考の通過率も高くはないので面接まで進んだのであればしっかりとした準備をしてチャンスを活かさなければなりません。
そこで本記事では以下の内容について解説します。
企業の担当者が見ているポイント
企業側から見た転職者の採用
対策は1人で進めるべきではない
私が実際に地方公務員から転職した経験をもとにしていますので、転職を上手く進めるための準備として参考にしていただけるかと思います。
民間への転職でよく聞かれた質問
民間企業へ転職する際の面接でどのような質問がされるか紹介します。
公務員からの転職という点で特別に聞かれる質問もありますが、多くの質問は変わった内容ではありません。
事前に回答の軸も固めておくようにし、論理的な回答ができるようにしておきましょう。
なぜ公務員を辞めるのか
必ずといっていいほど聞かれたのが、「公務員を辞める理由」です。
やはり、「公務員=安定=なかなか辞めない」というイメージを持たれるためこのような質問がよくされます。
退職理由は面接でも意外と重要であるように感じます。
突発的に退職・転職を考えていたような印象を持たれてしまうと、企業側からしても『また辞めてしまうのでは?』と疑問に思われてしまいます。
そのため、人によって様々な退職理由はあると思いますが、以下の回答は避けた方が無難です。
・残業が多い
・好きな仕事でなかった
このようなどの職場でも起こりうる可能性がある理由は避けましょう。
また、公務員の嫌な部分を全面に出すような内容も言わない方が無難だと思います。
入社後どのようなキャリアプランを持っているか
民間では、「今後、自身のキャリアをどう歩みたいか」について聞かれることが多くありました。
これは直近3〜5年といったスパンでなく、10年後などについてもどのようなイメージを持っているか聞かれました。
なぜこのような質問をするかというと、自社の方向性とミスマッチが起きないかを見ていることが理由にあるように感じます。
企業側は転職者を採用するにあたってコストが発生することになります。
転職者が考えているビジョンと会社の方向が合わず退職されてしまうことがあれば無駄な費用となってしまいます。
このことを避けるための質問となります。
公務員試験ではこの質問はされるケースが少ないので、民間へ転職を考えている方は回答準備をしておくようにしましょう。
どのような強みがあるか、どう活かせるか
これは公務員試験でも聞かれることもある内容ですので、イメージされやすいかと思います。
民間企業への転職では、特にこの部分をいかに伝えられるかが大きなポイントとなります。
自身のアピールポイントを伝えたうえで、入社したらどのように貢献できるかを説明する必要があります。
この質問に対する回答では、以下の流れに沿って組み立てると伝わりやすい構成になります。
- 自身の強み、アピールポイントを伝える
- 裏付けとなる実績を紹介
- 転職後、どのような業務で活かすことができると考えるか
もし回答時間に余裕があれば②の部分で「実績を出すために意識した点」なども紹介できると説得力も上がります。
さらに重要な点として、この質問以外でも共通ですが「結論⇒理由」で簡潔に話すように注意すべきです。
アピールポイントを話すための質問ですが、だらだらと話すことでマイナス評価になりかねません。
公務員業務での実績などを整理し、回答を考えていくようにしましょう。
実績を軸とした回答作成についてはコチラの記事で詳細に書いています。
なぜ自社に入社したいのか(志望動機)
これは言わずもがなですが、会社の志望動機は必須です。
公務員試験も同様ですが、待遇面を理由にして回答することはNGです。
その企業が行っている事業やサービス、企業理念などをチェックしながら「なぜ入社したいのか」整理して回答を作成しましょう。
面接の質問で採用担当者が見ている点
ここまで具体的な質問を紹介しましたが、採用側がどのような点を見ているかも紹介します。
とにかく言いたいことを話すだけでは内定はなかなか獲得できません。
面接を予定している方はポイントを踏まえた回答となっているか見直してみましょう。
長期的に活躍してくれるか
企業側は長く自社で働いてもらえる人を採用したい気持ちがあります。
後述しますが、長期的に勤務してもらうことで採用コストをかけた分以上の貢献をしてほしいと考えています。
そのため、自身が考える長期的なキャリアプランが会社に合っているかどうかを企業側はみていく必要があります。
いかに貢献してくれるか
当然ですが、会社にどれだけ貢献してくれるかが民間企業では重要です。
転職者が持つ強みについて「自社で発揮できるか、活かして活躍してもらえそうか」という点を注意して見られることになります。
公務員の場合は、あまり人件費をコストと考える意識はないかと思います。
一方で民間企業では、支払う給料以上の成果を出していくことが求められます。
その点を踏まえて、作成する書類や面接の回答が企業側から見て魅力的に感じられるかという視点を持ち改めて考えてみましょう。
企業側からみると転職者の採用はコスト
企業側がなぜ上記のようなポイントを見て転職者を評価しているか、その理由は『転職者を採用することはコストとなるから』です。
コストをかけた分、売上や利益向上に寄与してもらわなければなりません。
企業側としては、『長い期間会社に貢献してくれる人物か』という点を念頭におきながら採用を進めていくわけです。
企業が転職者を採用するコストは高い
転職者を採用することはコストであると書きましたが、実際の金額をみるとイメージしやすいかもしれません。
転職者自身に支払う給料はもちろんですが、エージェントに払う費用や採用担当者の稼働コストがかかります。
特に金額が大きいのがエージェント経由で転職した場合です。
相場は『年収の20~30%』となりますので年収600万円の人を採用すると、企業はエージェントに120~180万円支払うことになります。
こうみるとかなり大きい金額が動くことがお分かりになると思います。
面接では、自分自身がその費用を払ってでも採用したいと思ってもらえるかが重要です。
上記で書いた質問内容や自身がいかに貢献できるかを意識し回答を準備していきましょう
面接対策は1人で進めない
公務員の方が民間企業へ転職する際に、全て1人で進めていくことは非効率です。
情報収集に時間がかかることはもちろんですが、選考を通過していくために自身の回答が企業側も求めている人材と合っているか確認も必要です。
ただでさえ公務員からの転職は難しい面が多いので、1人で悩んでしまうことがないようにすべきです。
公務員の方はエージェント活用は必須
私も転職活動の際は何社も登録しましたが、転職エージェントへの登録は必須です。
企業側の実情や求める人材像を知っているので、書類選考や面接においても多くの情報を得ることができます。
その他、基本は無料で下のようなサポートを受けることができます。
・職務経歴書、履歴書の添削
・面接の練習
・内定後の条件交渉
また、面談を多く行うことで自身の希望やこれまでのキャリアが整理できます。
自分ではいいにくい年収の交渉などもしてくれるので活用しない手はありません。
私が転職活動をするにあたってまず登録したエージェントはこちらになります。
全て無料で登録できますので1人で悩んでしまっている方は活用し、転職活動を成功させていきましょう。
▶ リクルートエージェント | 転職支援実績No.1
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まとめ
今回は公務員から民間へ転職した私の経験から面接時にされた質問を紹介しました。
まとめるとこちらになります。
・入社後どのようなキャリアプランを持っているか
・どのような強みがあるか、どう活かせるか
・なぜ自社に入社したいのか(志望動機)
また、回答を作成するにあたって、企業側の事情や見ているポイントを理解することも重要ですので、そちらも紹介してきました。
公務員から民間への転職はなかなか難しい面がありますが、参考にしていただき面接に臨んでいただけると幸いです。