【公務員試験対策】論文試験の対策はどうする?ポイントも解説

こんにちは。コボ(@kobo_blog)です。

公務員試験の論文試験がうまくいかない
どのような点について注意したら良いかわからない
対策はどのようなことをしたら良いの?

公務員を目指す方が避けては通れないのが「論文試験」です。
ただし、上記のような疑問・悩みを持つ方も多いかと思います。

私も公務員試験対策はテキストを使い独学であったため、悩みながら試験を受けていました。

 

そこで本記事では、論文試験におけるポイントや対策について紹介していきます。

私が受験してきた経験をもとに意識する必要があると感じた点となります。

 

お読みいただくと、論文試験を受ける際のポイントや気を付ける点の参考にしてもらえるかと思います。

ぜひ最後までお付き合いください。



論文試験で何を見ているか

公務員試験において多くの論文試験形式は、「60~80分程度、文字数は800~1,200字程度」になります。

その中で、『どのようなポイントが評価に関わってくるか』という点から解説します。

 

そのポイントは大きく分けると以下の3点になります。

  • 思考力
  • 文章構成・論理的思考力
  • 表現力

一つずつ細かく紹介していきます。

 

思考力

論文試験では受験生の思考力をみています。

具体的には、以下のような点になります。

・出題された問題を正しく理解しているか

・その問題に対してどのような考え、解決策を持っているか

 

出題されたテーマを的確に理解し自身の考えを述べることが求められます。

この点をしっかり抑えるために、社会課題に対してある程度の基礎知識が必要になってきます。

テーマに対して知識がないことで的外れな回答をしてまうと大きな減点になってしまうことになります。

 

文章構成・論理的思考力

続いて文章構成や論理的思考力に対する評価があります。

記入した内容について論理的に矛盾がないか注意し、最初から最後まで一貫した考えがされているかがポイントとなります。

 

また、文章を読んでいて論理がさまざまな点に飛んでしまうとわかりにくい文章になってしまいます。

以下のような流れに沿って作成され、読み手がすぐ理解できるような文章になっているかが評価対象になります。

  1. 問題の現状・定義、背景
  2. 問題点の整理、問題提起
  3. 自身の考え、解決策の提示
  4. 全体のまとめ・要約

 

コボ
結論から書く方法もありますが、論理的に作成されているかが重要です

構成がしっかりと論理性を保っているか、確認することが必要となります。

 

表現力

読み手にとって専門用語やわかりにくい表現などを使用していないかも評価の対象になります。

なるべく難しい表現は避け、誰が読んでも理解できるような表現であることが重要です。

ここでも読み手のことを考え、論文作成を行なっていくことが求められます。

 

誤字脱字も注意

基本的なことになりますが、誤字や脱字があると減点対象となります。

≫≫【適性は重要】公務員に向いている人の4つの特徴はこれの記事でも書いていますが、公務員にとって文章力があることは重要な適性になります。

外部へ公表する書類などが多くありますので、正確な文書を作成するスキルが求められます。

そのため、細かいミスがないか本番でも注意しましょう。

 

文字数にも気を付ける

論文試験の文字数は800~1,200字で設定されることが多いですが、指定された字数の最低8割は書くようにしましょう。

一定の文字数に達していない場合、それだけで減点対象になることもあります。

余計な減点項目を作らないように気をつけましょう。

 

論文対策としてやるべきこと

論文試験においてみられるべき点を踏まえ、どのような対策をとっていくべきか紹介していきます。

私自身も実践して役立ったものになりますので、参考にしていただけると思います。

 

時事問題など知識をインプット

社会における問題・課題に関する知識を得るようにしましょう。

問題として出されたテーマについて、何も分からない状況だと自分の考えもまとまりませんし、回答も薄い内容になってしまいます

 

教養試験においても時事問題は必ず出されますので、筆記試験対策としても勉強しておくべき内容です。

テキストとしては実務教育出版が出している定番の『速攻の時事』がおすすめです。

最低限こちらに目を通しておきましょう。

 

自分なりの意見を持っておく

テキストを読むだけでなく、その問題・課題に対して「自分はどう考えるか」という意見も持つようにしましょう。

論文試験の本番でいきなり考えていると、時間もなくなりますし論理的な文章にならないことが多くなります。

 

コボ
私の場合はテキストの空きスペースに自身の考えについてキーワードをメモったりしてました

 

論文構成の型をつくる

どのような問題・テーマが出されても「文章の構成はこうする!」と自分の型を決めることが重要です。

最も一般的な構成・流れは以下のような形になります。

この流れについて細かく説明します。

問題の現状・定義

ここは導入として出された問題について客観的な事実として、どのような状況であるか、テーマがどのようなものであるかを書きます。

その事実が起きている原因や背景にも触れることで、知識を持っていることも示すことができますので、合わせて書くことがおすすめです。

この導入部分をしっかり書くためにも知識のインプットが必要になります。

問題提起

自身の考えを述べる前に、問題点を整理し示すことが必要です。

問題点や課題を明確にすることで、このあと書く「自身の考えや解決策」が分かりやすくなります。

 

出されたテーマについて「どのような課題があるか」「今後どのような問題が起こりうるか」を考え提示するようにしましょう。

コボ
ここまで序論になりますので全体の2〜3割の文字配分が目安です

自身の意見や解決策

内容に関しては、この部分が最も重要となります。

上記で提示した問題に対して、どのような意見を持っていて、どのような対策が考えられるか具体的に説明しましょう。

私の場合は、自身の考えを述べるときは以下の流れで書いていました。

  • 結論を述べる
  • その結論となった理由
  • 具体的な行動や対策

 

いわゆるPREP法を意識して書いていた形ですが、この方法で試験通過できたので方向性は間違えていないかと思います。

ここがメインの内容になりますので、文字配分も5〜6割程度使ってわかりやすく述べるようにしましょう

要約・まとめを書く

最後の1割程度の分量を使って、全体のまとめを書いていくようにしましょう。

テーマについてどのような問題があり、それに対する意見や解決策を要約するようなイメージです。

最後をまとめる形で締めることで、綺麗な文章としてまとまります。

私が実践した流れですが、参考にして自身の型を作りましょう。

 

過去問を見て書いてみる

筆記試験と同様に過去問を利用して実際に書いてみることがおすすめです。

どのようなテーマが出るかイメージできますし、文字数の配分も書くうちにわかるようになります。

過去問を使って書いてみるときは、できるだけ時間を測って本番に近い状況で書くようにしましょう。

コボ
論文は慣れの部分も大きいですので、可能な限り経験を積んでおきましょう

 

論文試験での注意点

本番の論文試験で注意すべき点があります。

少しでも減点となりそうな内容は避けるよつ、試験通過に向けて意識しておきましょう。

 

1つの文章を長文にしない

1文章が長いと読み手は何が伝えたいのか論点を見失ってしまいます。

受験者が多いと全ての論文に細かく目を通す時間はありません。

 

その状況下で、何度も読み返さないと分からない文章だと減点対象になる可能性があります。

そもそも伝えたいことがスルーされて終わることもあります。

1つの文章は短くし、読みやすい文章になっているか注意が必要です。

 

奇抜な政策提案はしない

せっかくなら誰も思いつかないような提案をしよう!

このように気合を入れすぎると危険です。

 

読み手は現役の公務員ですので、予算や自治体の状況をふまえて内容を評価します

その中、非現実的な提案をされても評価されることは稀でしょう。

 

自治体のおかれている状況をしっかり理解したうえで提案内容をまとめましょう。

自治体情報を知るための資料は、≫≫【必読】公務員試験対策のために読むべき資料はこの3つの記事で書いていますので参考にご覧ください。

 

問題に対する回答になっているかチェック

提示された問題やテーマに沿った解決策になっているかしっかり見直しましょう。

しっかり出題者の意図を理解し、論理的に書かれた回答であることが大切です。

的外れな結論になっていないか注意です。

コボ
面接試験でもこの点は非常に重要です

 

第三者の添削を受けることがおすすめ

論文の対策を進めていても、自身の回答が正しいのか迷うことがあるはずです。

私も練習して書いたものが正解か分からないまま試験に臨んでいました。

 

そこで書いた内容を客観的に評価してもらい、課題を見つけることが大切になります。

予算が許せばプロである予備校講師に添削してもらうことがおすすめです。

お金はかかりますが、試験通過の1番の近道になるはずです。


\オンラインで提出した回答を添削してもらえます/


 

独学でやるならこの参考書でOK

やはりお金はかけたくない!』という方は独学で対策するしかありません。

私自身もテキストを読みながら独学で対策しました。

 

もし独学する場合もポイントや頻出テーマを知るために1冊はテキストを読んでおきましょう。

独学の方には基礎から実践まで学べるこちらのテキストがおすすめです。

 

まとめ

今回は論文試験対策について紹介してきました。

どのようなポイントが評価されるか理解したうえで、やるべき対策を実行していくことが必要です。

 

また、本番で実際書く際の注意点も紹介してきました。

面接試験に進むためには、論文試験対策も手を抜かず進める必要があります。

 

独学の方でどうしても心配な方は、予備校講座も活用しつつ万全な対策をしていきましょう。

 


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