こんにちは。コボ(@kobo_blog)です。
どんな質問をしたらいいか迷ってる。
合格したときどんな質問をしたの?
面接試験で最後に「何か質問ありますか?」と聞かれたとき、どのような質問をすれば良いか迷うことがあると思います。
公務員試験においてもこのような逆質問がされることはあります。
実際に私も受験した面接ではほとんど聞かれた経験がありました。
そこで本記事では、逆質問に対してどのような質問をすれば良いか紹介しています。
私が面接で実践した例も紹介していますが、100%面接通過できましたので参考にしていただける内容になっているかと思います。
逆質問はいきなり聞かれると意外と困ってしまう内容です。
ただ、面接では聞かれるケースが多いので、事前にしっかりと準備しいくつか選択肢を用意しておくようにしましょう。
逆質問の目的
まずはなぜ採用側が逆質問をするか、意図・目的を理解しておくことは重要です。
面接で出される質問は全て評価の対象になっています。
どのようなポイントが含まれているかを知ったうえで、自身の回答を作ることが必要です。
逆質問を行う大きな目的としては以下3点ですので、この部分から解説していきます。
受験者の志望度を確認するため
1点目は受験者の志望度の高さを知るために聞かれます。
もちろん面接内で志望動機を中心に志望度は見られています。
ただし、志望動機はどの受験者も似た内容にもなりやすいので、本気で志望しているか逆質問で確認したりします。
本気度が高ければ、ホームページなどを読み込んだうえでの質問を準備しているはずです。
その自治体ならではの質問ができるかが重要になります。
コミュニケーションスキルを見るため
面接では基本的に面接官が質問を行い、受験者が答えるという形で進みます。
その流れとは異なり、逆質問では受験者から自発的な発言が求められます。
志望動機や自己PRなど想定される質問とは異なり、逆質問については事前準備をしていない受験者もいます。
その中で質問を通じてスムーズなやりとりができるか、円滑にコミュニケーションが取れるかを確認する目的があります。
懸念や不安な点を解消
3点目は受験者が持つ疑問などを解消してもらうために逆質問がされるケースです。
不安な点を持ったまま入庁しても理想と異なることで、早期退職につながってしまう可能性があります。
そうなるとお互い不幸になってしまうので、採用側としてもなるべく不安点を解消してもらいたいと考えています
選考に影響するのか?
逆質問はおまけのように面接の最後に聞かれるので、選考への評価に関係あるのか気になる方もいるかと思います。
確かに結果に対しては大きな影響はないかもしれませんが、このように考えた方はもったいないです。
その理由としては、「回答次第で加点できる可能性があるから」です。
この他の質問の回答が全くダメであれば逆転は難しいですが、逆質問で面接官に好印象を持ってもらうことで順位が上がり選考通過できるかもしれません。
そのために気を抜かず準備することが必要になります。
逆質問の実践例
ここからは私が公務員試験で実践してきた逆質問の例について紹介していきます。
私の場合は4つのパターンに分けて準備していましのでそれぞれ解説します。
業務への意欲をアピールするための質問
まずは入庁するまでにその自治体の職員として身につけておくべきスキル・知識を聞いていました。
具体的にはこのようなイメージです。
・◯◯県(市)の職員として働くうえで習得しておくべきスキルや知識はどのようなものがありますか?
・内定をいただけるとしたら入庁までにどのようなスキル・知識を習得しておくべきですか?
ともに入庁してからの業務に対して前向きな姿勢を示すような質問をしていました。
面接官の回答に対しても話を膨らませられれば尚良しです。
自治体に対する興味・関心を示す質問
次はその自治体が行なっている事業に関する質問です。
特に自身が携わりたい、取組んでみたいと考えるものが良いと思います。
私は以下のような内容で逆質問を行っていました。
・他自治体に先駆けて〇〇事業を行っているが、今後はどのような事業展開をされる計画ですか?
・〇〇事業の業務に携わりたいと考えていますが、求められる知識などはありますか?
この内容では自治体について調べてきていることもアピールできますし、自身が関わることで「さらに発展させたい」という気持ちを伝える狙いがあります。
コミュニケーション力を示す質問
こちらは少し難易度が上がりますが、面接官が話していた内容を踏まえて質問を行うこともしていました。
受験者だけでなく、冒頭に面接官も自己紹介をすることがありますので、それを聞き逃さず質問に組み込むような形です。
一例ですが、私は以下のような内容で質問を作成していました。
組込み方は簡単でも良いですが、聞いた情報を入れることで双方向的なコミュニケーションができる印象を持たれます。
個別の質問をすることで『この人と働きたい』と思ってもらえる利点もありますので可能であればおすすめの方法です。
自身の長所をアピールするための質問
最後は質問をするだけでなく、自己PRを組込む内容の質問です。
私が実践していた例はこのような内容です。
細かいところはその時々で変えていましたが、強みを紹介しつつ質問を行う流れで話していました。
NGとなる逆質問例
逆質問をされた際にも、NG質問があります。
ここからはどのような内容は避けるべきか紹介していきます。
給与や待遇面に関する質問
公務員のメリットとして安定した給与や福利厚生、退職金がありますが、そのことを深掘りするような質問はやめましょう。
本音の部分では志望動機として考えていたとしても、待遇面について触れるべきではありません。
民間が嫌だから公務員になりたいのかな…
聞きたい気持ちもわかりますが、このようにマイナス評価にもつながりますので控えるようにしましょう。
調べればすぐわかる質問
ホームページなどを見てすぐわかるような内容も避けるべき質問になります。
入庁した後も受け身でしか仕事しないのかな?
このようなイメージにつながってしまいます。
ホームページに載っている内容を聞くのであれば、さらに深掘りできるような内容を考えておきましょう。
面接官が「はい・いいえ」で答えられてしまう質問
面接官が「はい」か「いいえ」で答えられるような会話が終わってしまうような質問は避けましょう
逆質問ではコミュニケーション力があるかを見られています。
会話が自然と広がり続くような質問でないと、質問力がなく円滑にコミュニケーションが取れない印象を持たれてしまいます。
「特にありません」もNG
逆質問に対して「特にありません」と終わらせてしまうこともNGです。
単純に自治体に対して興味がなく、志望度は高くない印象となってしまいます。
事前にしっかりと質問する内容を考えておきましょう。
可能な限り模擬面接はしておくこと
今回逆質問について紹介してきましたが、面接は実践を積むことが重要です。
ただ、普段の生活で面接練習を行う機会はなく、頭の中で考えるだけになりがちです。
そのまま本番を迎えると意外と焦ってしまい、実力が出せないこともあり得ます。
直前対策で模擬面接などを実施してくれる講座もありますので、費用はかかりますが予備校などを活用してみることも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
※論文・面接対策に特化したコースがあります。講座スタイルですが、ES添削などもできます。
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まとめ
今回は面接の中でも逆質問について解説してきました。
選考の評価を大きく覆すことは難しいですが、回答次第で加点することは十分可能です。
定番の質問ばかり考えていると見落としがちになりますので、事前に準備しておきましょう。
・業務への意欲をアピールするための質問
・自治体に対する興味・関心を示す質問
・コミュニケーション力を示す質問
・自身の長所をアピールするための質問
一方で避けるべきNG質問はこちらになります。
・給与や待遇面に関する質問
・調べればすぐわかる質問
・面接官が「はい・いいえ」で答えられてしまう質問
・「特にありません」もNG
本記事をお読みいただき、公務員を目指している方が選考通過するための参考になれば幸いです。