こんにちは。コボ(@kobo_blog)です。
どんな感じで志望動機を作ればいいの?
地元民じゃないと試験は不利になるの?
公務員試験を受ける方の中には地元以外の自治体を受ける方が多いと思います。
そこで困るのは「志望動機をどうするか」という点ではないでしょうか?
本記事では、縁もゆかりもない自治体に転職できた私が、試験でどのように志望動機を作ったかを紹介します。
今回紹介する志望動機の作り方は、転職者に限らず新卒の方でも取り入れてもらえる内容になっています。
これから試験を受ける方や転職を考えている方の参考になるかと思いますのでぜひ最後までお付き合いください。
地元以外の自治体でも問題なし
地方公務員の場合、「地元民の方が受かりやすい」イメージをお持ちの方もいるかもしれません。
この点については、先日Twitterでも下のように書きました。
「公務員試験は地元の人が有利?」と気になる方もいると思います。
自身が転職した経験からすると、
『地元以外の自治体でも問題なく受かります。』私は4つの自治体で内定をもらいましたが、全て縁もゆかりもない場所でした。
その点を気にしても点数は変わらないのでできることをやりましょう。— コボ@地方公務員辞めて民間 (@kobo__blog) May 28, 2021
この通り、結論としては「地元でなくても」公務員試験は受かります。
私の場合は地元でない5つの自治体を受験し、4つ内定をもらいました。
もちろん地元の自治体である方が、志望動機が話しやすいかもしれません。
ただ、そこまで気にするほどの影響はないですし、やり方次第で面接試験も問題なく乗り越えることが可能です。
無駄な心配をしている時間はもったいないので、やるべき対策を進めていくべきです。
志望動機の内容が大切
どんな理由なのか気になるな
地元でない自治体を受けたときに、採用担当者はこのような疑問を持ちます。
特に出身地が近隣ではない場合、余計に気になるポイントになります。
そのため、志望動機をしっかり組み立てておくことが必要です。
志望動機はどの自治体でも聞かれますし、試験の冒頭で問われることも多いです。
そこで曖昧な回答をしてしまうと、スタートからつまずいてしまうことになります。
志望動機では『地元ではないがその自治体で働きたい』という意思が伝わるよう回答を準備する必要があります。
実践してきた志望動機の作り方
ここからは私が実際に面接で実践してきた志望動機の作り方について解説していきます。
紹介する内容は面接はもちろんですが、書類選考や小論文試験にも応用できます。
今回紹介する志望動機の作り方は大まかに以下の流れになります。
- 自治体が目玉としている独自事業を見つける
- 新たな事業にも取組める自治体であることを説明
- その自治体で貢献したいので志望した
これだけではイメージが湧かないかと思いますので、詳細を説明していきます。
魅力ある自治体独自の事業を見つける
まず1つ目ですが私の場合は、他の自治体が行なっていない事業を見つけることから始めました。
どのような自治体であっても、近隣と全く同じ事業しか行なっていないことはないはずです。
最近は自治体としての特徴をアピールするため、自治体独自の事業を推進しているところは増えています。
その中から魅力あるものを見つけ、どのような事業であるか・どの程度予算が使われているかを調べました。
このような方は下の記事で読むべき資料を紹介しています。
自治体が公表している無料で確認できるものですので、ぜひ読んでみてください。
受ける自治体しか取組んでない事業を調べることで、他の自治体ではダメな理由としても使えます。
新たな事業に取組める魅力
次に私が考えたことは、「他の自治体がやっていない事業を推進している=新たな取組みを積極的にできる自治体」という点につなげました。
その独自事業自体の効果については、一旦置いておくとしても新たな取組みにチャレンジする点は『自治体としての魅力』になるはずです。
多くの自治体は何かしら変化を起こし、地域を活性化したいと考えていますのでその点にも触れることができます。
採用側としても自身の自治体をよく言われることに対して悪い気持ちはしません。
このように『新規事業にも取組める自治体としての魅力がある』という説明をすることで、地元の自治体ではないがしっかりと考えたうえで志望していることを伝えるようにしました。
自身も経験・強みを活かし貢献したい
これまで挙げた流れから最終的には、「魅力ある自治体で自身も貢献したい」という点を伝えるような構成にしていました。
最終的には、自治体に魅力があることだけを話すのではなく、「自身が業務に携わることでより発展させたい」という点も付け加えることがおすすめです。
ただし、志望動機を聞かれているのに自身のアピールポイントを具体的に話すことはNGです。
質問意図をわかっていない印象を持たれてしまいます。
面接では多くの場合、「強みやアピールできる点はなんですか?」と聞かれますので、そこで具体的な内容は話すようにしましょう。
流れをまとめると
これまでの流れをまとめるとこのような感じになります。
■◯◯県(市)は他にはない独自の事業として◯◯に取り組んでいる
⇒新たな事業にも積極的に取組まれていて自治体としても魅力を感じるようになった
⇒その環境下で、自身の強み・経験を活かし貢献したいと考えた
私はどの自治体でもこの構成で臨みました。
結果として地元とは全く関係のない4つの自治体から内定を得られましたので、方向性は間違えていない回答かと思います。
このように1つ構成を作ってしまうことで、どの自治体でもある程度使い回せます。
ぜひ志望動機を考える際の参考にしてみてください。
面接対策は実践が大切
ここまで回答の作り方を紹介しましたが、本番でうまく話すためには実践をこなすことが必要です。
志望動機に限らず、考えた回答を口に出すことで話す内容も整理されブラッシュアップされます。
私の場合は面接対策講座など予備校には通っていなかったので、風呂に入りながら声に出してみたり、妻に回答を聞いてもらったりしていました。
とにかく何かしらでアウトプットするような機会を作ることがおすすめです。
予備校の活用もおすすめ
せっかく練習するのであればプロに見てもらうことが1番効果的です。
すでに独学で勉強を始めている人も公務員内定へ少しでも近づくために、面接対策だけでも予備校を使ってみることもおすすめです。
そこで面接講座もやっている予備校を紹介しておきます。
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まとめ
今回は地元以外の自治体を受ける場合の志望動機の作り方を紹介してきました。
私の受験経験からみても地元かどうかは評価に影響はありません。
それよりも回答内容をしっかり考えているかが重要です。
もし、自分の作った回答について客観的な意見を聞きたいなどありましたら、Twitter(@kobo_blog)からでもお気軽に相談いただければと思います。
1人で悩んでいると気づかない点もありますので、私の経験からみてお伝えできる内容があれば情報交換し参考にしてもらえると嬉しいです。