こんにちは。コボ(@kobo_blog)です。
社会人経験者試験とか採用者少ないから受からないんじゃ…
実際の倍率ってどの程度なんだろう?
これから公務員を目指す社会人の方はこのような疑問を持ち不安になることがあるかと思います。
そこで今回の記事では、社会人経験者向けの試験倍率がどの程度なのか紹介・解説していきます。
実際の自治体における数値や、私が内定までいけた自治体がどの程度であったかも参考に紹介しています。
おそらく公務員試験自体の倍率は「相当高い」イメージかと思います。
ただし、私が受験してきた経験からそこまで悲観することはないように感じます。
最後までお付き合いいただければ、少しだけ「前向きに勉強しようかな」とやる気になってもらえるかと思います。
実例:社会人経験者試験の倍率
まずは実際に社会人経験者枠の試験を行っている自治体の倍率を見ていきます。
自治体によって過去の受験者数や合格者数を公表しているかは異なります。
気になる方は志望する自治体のホームページを見てみましょう。
今回は具体的な合格者まで掲載されていた2自治体を紹介していきます。
群馬県前橋市
まずは令和2年度に行われた試験状況が公開されていた前橋市の試験状況から見ていきます。
市のホームページに掲載されていた結果概況の数字の抜粋は以下になります。
最終的な倍率は『42倍』となっています。
詳細をみていくと各試験で1/4が残っているような感じになっています。
埼玉県草加市
次は埼玉県草加市の状況です。
こちらも同じく令和2年度に行われた試験状況の結果となります。
こちらも『33倍』となかなか高い倍率となっています。
草加市では各試験で1/3が通過しているような状況ですね。
2つの自治体を紹介しましたが、どちらも社会人経験者を対象として試験は倍率が高くなっています。
ただ、社会人経験者であっても年齢制限の範囲内であれば、通常の行政事務区分の試験を受けることができます。
そちらで挑戦することも考えてみても良いかもしれません。
私も通常の区分で受験し合格することができたので、不利になるようなことはないかと思います。
実体験:筆者の受験自治体はどうだったか
次に私が実際に受験し内定した自治体ではどの程度の倍率であったか紹介していきます。
最終的に4つの自治体から内定をもらえましたが各自治体以下のような状況でした。
自治体A | 約50倍 |
自治体B(通常区分で受験) | 約25倍 |
自治体C(最終的に入庁) | 約30倍 |
自治体D | 約40倍 |
自治体Bは年齢制限が緩かったので、通常区分の試験に応募した関係で若干低くなっています。
やはり社会人経験者対象の試験は採用人数が少ないので、倍率が高くなる傾向にあることがお分かりいただけるかと思います。
「実質的な倍率」は高くない?
ここまで紹介したように実際の倍率をみるとかなり高い数字になっています。
このように思うかもしれませんが、倍率だけを見て悲観する必要はありません。
それは私が受験してきた経験からこのように感じたからです。
これは「試験に受かればラッキー」くらいの感覚で受験している人も多くいるためです。
実際、公務員試験の筆記はかなり勉強の手間もかかりますし準備が大変です。
そのためしっかり勉強し、面接の準備まで行い試験に望んでいる人とは差がつきます。
社会人経験者試験では面接が重要です
社会人経験者対象の試験で特に感じましたが、筆記よりも面接の点数が重要視されている傾向にあります。
面接の中でも社会人経験者を評価するときに見られるポイントとしてはこのような点になります。
- これまでどのような業務を行ったか
- どのような強みを持っているか
- 入庁後にどのような活躍をしてくれるか
これは、筆記試験だけでは見ることができないポイントになります。
そのため、筆記試験では足切りを行い、面接で受験者の評価ポイントを重点的に見ることになります。
成績開示して面接の大切さを実感
実際に、私がとある自治体を受け成績開示をすると、以下の結果だったことがあります。
筆記試験だけでは合格できる点数ではありませんでしたが、面接で順位を大幅にあげ内定をもらったケースになります。
このように面接試験は非常に重要ですので、しっかりと準備を行うことが必要です。
私自身も筆記試験は足切りクリアできればOKという考え方で勉強していました。
その分、面接対策はしっかり行ったことが結果に繋がったことになります。
もちろん筆記試験も通過するレベルまでは実力を付けないといけません。
ただし、とにかく筆記の勉強だけしていては最終的に合格できないということに注意しましょう。
他の記事で面接対策関連の記事を書いていますので、こちらもご覧いただき試験対策の参考にしてもらえるとうれしいです。
筆記試験の足切りクリアするために
公務員試験の高い倍率をくぐり抜けて合格・内定するために、まずは筆記試験で足切りをクリアしていくことが必要です。
そこで私が実践してきた試験対策の流れを紹介します。
- 時間をかけすぎず教材を選ぶ
- 選んだ教材を何度も解く(いくつも教材を用意しない)
- 過去問を解き、苦手なところを教材で復習
私は「無駄な時間は使わない」ことを意識して対策してきました。
社会人の方は使える時間も限られますので、無駄を省いて準備していくことが大切です。
特に教材選びに悩み時間をかける人がいますがもったいないです。
大手予備校やオンライン講座の資料を確認してみて、なるべく早めに試験対策にとりかかりましょう。
まとめ
今回は社会人経験者対象の公務員試験倍率について紹介してきました。
確かに数値上の倍率は高いことは間違いありません。
ただし、しっかり対策をしていれば実質的な倍率は高くないことを実感できると思います。
まずは、筆記試験対策を万全にし面接まで進むことが重要です。
本当の勝負は面接試験になりますので、その対策に時間をかけることができるよう時間を有効に活用していきましょう。
また、Twitterで雑談程度でもかまいませんので、質問などあればお気軽にご相談ください。
試験対策についてはこちらの記事でも書いていますので、ぜひご覧ください。