こんにちは。コボ(@kobo_blog)です。
・公務員(民間)から転職したほうがいいかな?
・どんな違いがあるのか知りたい。
今回はこのような疑問・悩みに答えていきます。
働いてみて実感していますが、公務員と民間企業は大きな違いがあります。
どちらが良い・優れているということがないですが、それぞれ『向き・不向き』は明確にあります。
どちらに転職するにしても、違いを理解することは重要です。
転職してから後悔しないよう本記事を参考にしていただけたらと思います。
今回の記事では主に以下の内容について、民間と公務員の違いを書いていきます。
・ 安定性(給与)
・ 身につくスキル
仕事の役割
まず1点目は仕事の役割の違いについての内容です。
具体的な内容は以下のとおり紹介していきます。
公務員の特徴
公務員における仕事の役割の特徴は以下のとおりです。
・国、地域全体の満足度を追求する
・行政でしかできないサービスを提供している
・利潤追求はせず予算内で事業を進める
公務員に関して憲法には下のような条文があります。
皆様も聞いたことがあるのではないでしょうか?
『公務員はすべて国民全体の奉仕者であって一部の奉仕者ではない』
この通り、公務員は一部の人の利益になるような取組はできません。
民間企業ではできない行政業務を引き受け、全体最適を目指していきます。
当然ですが利益を出すことは目的ではなく、予算の範囲で国や地域のために事業を推進していきます。
国民や市民にとっては『あって当たり前』のものが多くみられることも特徴ですね。
民間の特徴
一方、民間企業の特徴はこのようになります。
・サービスを受ける人や株主の満足度を追求する
・競合他社が多く存在している中、付加価値を提供している
・利益を追求しながら成長を目指す
民間企業は公務員と異なりターゲットを絞り、サービス提供を行うことが可能です。
競合も多くいる中でニーズに合ったサービス・商品を提供し、選ばれるための取組みを常に考えなければいけません。
そして何より利益を出さないと会社自体消滅してしまいます。
利益を出すことで事業拡大することはもちろん、出資している株主への還元なども行う必要があります。
このように仕事の役割が大きく異なります。
この部分が違うことで、労働環境や安定性にも違いが出てくることになります。
安定性(給与)
続いては気になる方も多い部分である安定性についてです。
まずは公務員の特徴から紹介していきます。
公務員の特徴
・毎月の給料がなくなることはない
・昇給は年功序列
・退職金制度もあり
このように安定性で考えると公務員に勝る職種は少ないです。
財政的がひっ迫して減ることはあっても、給料がゼロになることはほぼありません。
また、基本的に倒産のように急に消滅することもないです。
また、年功序列で昇給幅は小さいですが、退職金制度もあるので長年勤務すればその分メリットも出てきます。
ただ、若いうちは年収も低いため全体的なイメージとしては、『中の上』といったところかと思います。
民間の特徴
一方、民間企業については下のようになります。
・業績によって給料に影響あり(最悪倒産などもあり)
・個人成績、会社業績で昇給幅も変動
・退職金は会社によってないところも
民間企業はやはり業績が給与面に大きな影響を与えます。
最悪の場合は会社が消滅し給料なしとなる可能性もゼロではありません。
ただ、個人の評価も給料に反映されやすいので、大幅に年収アップすることもあります。
一程度の規模がある企業では、公務員の生涯賃金を上回ることが多いでしょう。
公務員の安定性に惹かれて、就職・転職を目指す方は多いと思います。
ただし、年収面のみでみれば民間企業まで幅を広げて検討することがおすすめです。
※また、民間に転職するならエージェント経由することを推奨します。
身につくスキル
次に紹介するのは仕事を通じて身につくスキルです。
まずは公務員で働くことの特徴はこちらです。
公務員の特徴
・公務員として使えるスキルが身につく
・異動もあるため幅広い知識がつく
・転職市場での評価は低め
公務員の扱う行政サービスが独特であるため、『公務員として働く上でのスキル』がみにつく傾向があります。
民間企業で求められるスキルとは乖離することが多く、転職市場での評価は低くなりがちです。
公務員から転職を考えている方は、現職で高い実績を出すか資格取得など目に見える取組をしておく必要があります。
※公務員が評価されやすい業種や公務員から転職する難しさやについてはこちらで紹介しています。
民間の特徴
一方で民間企業で身につくスキルの特徴としては以下となります。
・ビジネス視点でのスキルが身につく
・転職市場で経験者として評価される
・部署によっては専門的知識がつく
民間企業で働くことで、転職の際は選択肢が広がります。
民間企業での業務の進め方やスピード感といったところは、別業種へ転職する際にマイナスとなることはありません。
また、民間から公務員へ転職希望する場合も評価されやすい傾向にあります。
多くの自治体で民間経験者向けの試験も行っていますし、ビジネス視点で物事を捉える人材を取り入れようとしています。
公務員への転職を検討している方は、ぜひ現職でアピールできる実績を作ることで内定に近づけるはずです。
公務員と民間どっちがおすすめ?
ここまでそれぞれの違いについてご紹介しました。
どちらも良い点がありますし、人によってどのポイントを重視するかで選択も変わってくるかと思います。
なので公務員・民間どちらがおすすめかは一概には言えません。
ただし、個人的には「新卒であれば民間企業に行く方が良い」かなと考えています。
その理由はこちらです。
経験上、公務員から民間へ転職するほうが難易度は圧倒的に高いように感じます。
若いうちは民間企業を経験しておくことで、キャリアの選択肢を広めることができる利点があると思います。
さいごに
公務員と民間の違いを理解したうえで、どちらを選ぶにしても間違いなく迷うと思います。
どちらにしろやってみないと分からない部分が多くあります。
少しでも後悔しないために自身で何を優先すべきかを明確にし、向いていると感じるほうを選択するべきです。
やってみて違うことにチャレンジしたいと思った段階で、キャリアチェンジに向けた活動を始めてみて考えるのもアリだと思います。
迷っている方の参考に少しでもなりましたら幸いです。