こんにちは。コボ(@kobo_blog)です。
公務員への転職を目指している方にこんな疑問をお持ちでないでしょうか?
・実際によく聞かれる質問を知りたい。
・何を答えていいか迷っている。
そこで今回から、何度も面接試験を受けてきた経験からよく聞かれる質問を紹介します。
私が実践してきた回答例も参考に紹介したいと思います。
1つの記事では長くなってしまうので、いくつか分けてご紹介していきます。
面接はすべて通過できましたので、参考にお読みいただき面接前の疑問を少しでも解消してもらえたらうれしいです。
質問に対する回答を考える前に
面接対策をしようとしたとき、『どのような回答をするか』入念に準備をするかと思います。
ただし、その前に意識すべき重要なことがあります。
それは『話し方、態度、回答の構成と基本的な部分』です。
面接の基本的なポイントについてこちらの記事で書いています。 こんにちは。コボ(@kobo_blog)です。
公務員試験の面接が通過できない
これから面接受けるけど不安だ
どの点に注意すればいい?
公務員試験を受けている・これから受けるという方はこのような疑問を持つことがあると思い[…]
そもそもですが、面接官は1日に何人もの受験生を見ます。
そうなると、
・話が長いから何が言いたいか分からなかった。
・質問と違う答えが返ってくるな・・・。
と内容以外の部分でマイナスがあるとそのまま落選組に振り分けられるでしょう。
このようなことにならないよう内定に向けて回答以外のところもぜひ意識してください。
面接試験の簡単な流れ
まずは面接のおおまかな流れです。
個人面接と集団面接は以下のような流れでした。
②自己紹介
③質疑応答
④逆質問
⑤退室
私が受けてきた経験から書いていますが、民間企業の一般的な面接と変わりません。
公務員試験だからと言って特に奇をてらったものはなかったです。
プレゼン型の面接でもない限りこの部分は心配いらないでしょう。
注意点:自己紹介は簡潔に
面接の最初に自己紹介をすることが多いですが、その部分は簡潔にすべきです。
特に指定がなければ1分程度で話すようにしましょう。
名前や現職での業務、転職経験がある方はこれまでの経歴などを話せば十分です。
意気込んでこの部分で長く話す人もいますが、面接官からすると求めてないことを話すと進行を妨げるだけになります。
ただし、志望動機や自己PRも話すように指定されることもあります。
その時は求められた内容を分かりやすく伝える練習もしておきましょう。
面接での頻出質問
今回は面接で良く出される質問を4つ紹介します。
私が経験した面接で最も多く出された内容になります。
よくある質問ですが、私がどのような回答をしてきたかも簡単ですが紹介します。
面接を受ける方の参考になれば幸いです。
公務員を選ぶ理由
・公務員を志望する理由はなんですか?
必ずといってもいいほど聞かれるのは公務員を選ぶ理由です。
これは新卒組、転職組関わらず聞かれる内容かと思います。
数ある業種の中から『公務員として働きたいと思った理由』を明確に伝える必要があります。
ただ、公務員を選ぶ理由って思っているより伝えることが難しいのではないでしょうか?
特に待遇面を志望理由の場合はそう感じると思います。
回答例
参考程度になりますが私は『公務員は民間企業とは異なる難しい課題を抱えているので、その環境でチャレンジしたい』という内容を軸にしました。
具体的な構成はこのような感じです。
民間企業:利潤追求からターゲットを絞った取組み、計画となる
地方自治体:全体利益の最大化を考え、業務遂行することが必要
↓
全体最適が求められる公務員は、解決すべき難しい課題が多くある
↓
その難しい課題にチャレンジできる公務員として力を発揮したい
もちろん自治体を変えるという熱い思いがある方は、その内容を伝えることでも良いかと思います。
重要な質問事項ですので、しっかりと事前に構成を考えておましょう。
地方公務員を希望する理由
・国家公務員ではないのですか?
この質問もかなりの頻度で聞かれました。
確かに国家公務員と地方公務員では取組む業務内容にも差がありますし、面接官側からすると気になる点になります。
国家公務員と併願していたりする場合は、作成した回答を逆にした形で応用できるかもしれません。
回答例
私は地方公務員しか受けていませんでしたので、比較的理由は作りやすかった部類かもしれません。
私が回答した内容のポイントとしては以下です。
現場の課題を発見・解決してきた業務経験から、各施策が実際に実行されている地方のほうが自身の経験を活かせるといった内容で構成しました。
財政状況の課題から語る
地方は財政状況が苦しいところが多く、限られた予算で最大の効果をあげる必要があります
そのため、現場に近くコスト意識を持って業務に取組める点でこれまでの経験を活かせると考えるという内容としました。
どちらも『自身の経験を活かせるのは地方公務員だ』という内容を軸にしています。
国家と併願されている方も応用できるかと思いますので参考になると幸いです。
〇〇という自治体を希望する理由
民間企業でいうと『なぜ弊社を志望したのですか?』という内容であり、重要な質問です。
これも必ず聞かれる質問ですね。
ただ、この質問に対して明確に他自治体との違いを示して、志望理由としてまとめるのは難しいんですよね…。
似ている規模の自治体も多いですし、民間企業とは違い他とは際立った事業を行っているところも少ないです。
下に私が回答してきた軸を書きますので、良かったら参考にしてください。
回答例
私の回答例は以下の構成です。
事業に魅力を感じたうえ、新たな取組みを発信できる自治体であることを説明
自分もその一員となり経験を活かしチャレンジすることで貢献したい伝える
これはかなりおおまかに書きましたが、『一緒に働きたいと感じるような魅力ある事業をやっている自治体である』との趣旨で回答していました。
突っ込みがあることも想定し、その回答も考えたりしましたが案外深堀りされることはなかった気がします。
入庁後にしたいこと
・希望と違う配属になったらどうしますか?
この質問もされることが多くありました。
おそらく『なんとなく公務員になりたい』という方がわりと多いからなのではないでしょうか。
『入庁してからの業務イメージ』を持っていないと答えにくい質問をして、真剣に考えているか見ているのだと思います。
これは希望している部署やこれまでの経験から組み立てれば、難しい質問ではないです。
ただし、準備しておかないと急には話せない内容かと思いますので注意していください。
また、「希望と違う部署になったらどうするか」という点は、公務員は異動が多いからねって念押ししているくらいな印象です。
希望のところじゃないと辞めますということを面接で言う方はいないと思いますが…。
回答例
このような回答としながら希望部署として『企画・財政関連』として必ず答えていました。
私は入庁後、企画・財政の部署に配属されたので、運よく希望通りの部署になりました。
『少ない予算をいかに効率的に使うか』はどの自治体にも共通する事項なので、ほかの質問にも使いまわせる内容だと思います。
また、『希望しない部署に配属になったら?』という質問には、
とだけ答えていました。というかこれ以上話す必要は特にありません。
さいごに
今回は私の経験から頻度の高い質問を紹介しました。
このほかにも、比較的聞かれやすい質問はありますので、今後も別記事にて紹介していきたいと思います。
もし回答を考えるのに苦労している質問などありましたら、Twitter(@kobo_blog)や問い合わせからご相談も受け付けます。
私が回答した際の事例などでご紹介できることがあれば、お伝えしていきますのでお気軽にお問い合わせください。