こんにちは。コボ(@kobo_blog)です。
・少しでも公務員の経験を活かしたいな…。
このような疑問に答えていきます。
私は1年近く転職活動を行う中で、非常に多くの求人を見ました。
もちろん書類選考も受けましたし、面接も通過・お祈りされた経験が多々あります。
その経験から感じますが、下の記事で書いたように『公務員からの転職することは基本的に難しい』です。
≫≫【実体験】地方公務員からの転職が難しい理由
しかし、さまざまな業種の方と話したり面接を受けた経験から『公務員の経験が評価される業種』もありますので、今回はその業種をご紹介していきたいと思います。
ご紹介する業種と希望が一致する場合、少し転職活動が進めやすくなるかもしれません。
これから本格的に公務員から転職したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
本題に入る前に私の簡単な紹介はこちら。
転職先としておすすめする業種
ここから具体的に転職先としておすすめの業界をご紹介していきます。
私自身も下にある業界を受けましたが、実際の選考通過率も高い状況でした。
私が面接などの反応から感じた『評価されやすい理由』や各業界のメリット・デメリットも併せてご紹介していきます。
コンサルティングファーム(パブリックセクター)
1つめはコンサルティングファームのパブリックセクターです。
名前の通り、自治体や政府向けのコンサルティングを行う部門ですが、面接の反応もよく先方からオファーをもらうこともありました。
現在はコンサルティングファームの中で、IT系のコンサル案件が増えている傾向があります。
特にITスキルやネットワークの知識がある場合などはさらに活躍の場は広くあるように感じます。
一方、経営戦略系のコンサル部門希望で選考を通過することは難しいのが正直なところです。
戦略部門はやはりビジネスに対する経験・知見が必要ですのでまず面談時点で他部門を紹介されるでしょう。
また、コンサルファームの面接は配属となる部門の方が行う場合が多いです。
これは入社前にどのような雰囲気であるかイメージを掴むことができるので、良い点かと思います。
評価されやすい理由
パブリックセクター前提の話ですが、評価されやすい点は以下と感じます。
当たり前の話ですが、コンサルティングを行うにあたって現場での経験は非常に重要です。
特に「改善提案から実行」まで携わるファームだとその傾向は強いように感じます。
その際、公務員として働いてみてどの点に課題があるか知っていることは大きな強みになります。
メリット・デメリット
エージェントやコンサルファームの方々と話す中で感じた業界のメリット・デメリットは下にある通りです。
・ビジネススキルが身に付く・転職市場の評価が高い(将来の選択肢が増える)
・年収が比較的高く成果が反映される
デメリット
・ハードワークになりがち
・アップオアアウトの文化がある
コンサル業界といえば、プロジェクトごとにあらゆる課題の解決に向け、チームの力を注いでいきます。
その中でさまざまな壁にぶち当たりながらスキルを身につけることが可能です。
そのため、成果をだしコンサルファーム内で長く勤めることもありですが、その後転職をする時には転職市場での評価も高く選択肢が広がります。
一方デメリットは、ハードワークになることが多くなりがちです。
残業などを抑制傾向のところもあるようですが、プロジェクト中は基本忙しいかと思います。
また、外資系のコンサルファームですと成果が出ないとプロジェクトにアサインされないこともあったりします。
これらを踏まえるとコンサルファームへの転職は、『20代でスキルを身につけながら自分の市場価値を高めたい方』はぜひおすすめな業界です。
大学職員
2つめは大学の事務職員です。
こちらも公務員と並んで人気の業種ですが、比較的公務員の経験を考慮され選考に進めた業界です。
内定までは至りませんでしたが、都内の某有名私立大学の選考では最終手前まで進めました。
面接でも公務員での経験を深掘りされ、『どのように大学業務で活かせるか』の質問もありました。
私立大学であれば公務員より待遇が良いところが多いですし、倍率は高いですがチャレンジをおすすめできる業界です。
評価されやすい理由
面接を受ける中で感じた評価されやすい理由は下の通りです。
・仕事の進め方が似ている
公務員も大学も各事業が年間単位で動くことがほとんどです。
似たサイクルで業務を進めるため親和性が比較的あるように思います。
また、大学も理事会など物事の決め方が公務員と近いです。
そのため、業務プロセスが似ておりスムーズに移行できることも理由のように感じます。
比較的近い業務環境なので公務員での実績を答える際も、面接官側がイメージしやすく選考通過に繋がったと思います。
メリット、デメリット
公務員と似た大学の事務職員ですが、転職した場合のメリット、デメリットは下のようになります。
・給料が高いケースが多い(私立大学の場合)・休暇が長い・キャンパス次第で転勤がない デメリット
・土曜出勤の大学がある・人口減少の影響を受けやすい
まずはメリットですが、一定規模の私立大学となると給料はかなり高いです。
公務員の平均年収に30歳くらいで到達するところもあります。
(※国立大学は公務員とほぼ変わらないため、このメリットはありません。)
また、夏休みや冬休みが学生に合わせて長期となる大学も多いです。
知り合いの話では夏休みと年末年始は有給休暇と別に2週間程度の休みがあるそうです。
一方デメリットですが、土曜を半日出勤などにしている大学が多くあります。
長めに休みがある代わりに許容できるかというところでしょうか。
さらに大学は人口減少の影響をモロに受けます。
都市圏の大規模大学であれば生き残る確率は高いです。
一方、定員割が続くようなところは財政基盤も傾いている可能性があります。
以上を踏まえると公務員の経験を活かしつつ、プライベート面や給料を改善するにはおすすめな業界です。
保育・福祉関連
最後は保育や福祉関連事業の業界です。
私も子育てに寄与できる事業を行う企業なども受けました。
その経験からすると、公務員の経験を好意的に捉えてもらった企業が多かったです。
評価されやすい理由
保育や福祉関連が評価されやすい理由は下の通りです。
保育などの子育て事業や福祉事業は自治体と深く関わっています。
それは、補助金などをはじめ事業全体に渡ります。
そのため、業態の仕組みを理解していることが、公務員の経験として評価されやすい傾向に繋がっているように感じます、
メリット、デメリット
保育や福祉関連に転職した場合のメリット、デメリットは下の通りです。
・市場規模の拡大余地がある
・就職候補先が多い
デメリット
・給与が低い(上がりにくい)傾向にある
今の高齢化の社会情勢において、特に福祉関連の市場規模は伸びる可能性はあります。
さまざまな産業が縮小傾向にある日本において珍しい部類です。
それに伴い、採用を増やしているところも多く、選択肢は広くなるように思います。
一方、他業界と比較して若干給料は低めになるケースが多いような印象です。
市場でお金は動いているといえど、多くは保育施設や福祉施設へ投入されます。
利益優先の業界ではないため、給料への反映は少なめかもしれません。
ただ、課題が多い業界なので『改革を起こすこと』ができる業界であるともいえます。
公務員の経験を活かし今までにないような発想で、社会課題を解決するような仕事をした方にはおすすめです。
エージェントの活用
ここまで3つの業種を紹介しました。
ただし、具体的にどのような企業があるかを自分で探すのは大変です。
そこで転職エージェントを活用していくことをおすすめします。
転職エージェントは無料で情報提供や模擬面接など転職活動全体をサポートしてくれます。
私も転職活動の際に利用しましたが、大手エージェントが情報量も多く参考になります。
登録自体は無料なのでぜひ面談から始めてみることがおすすめです。
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さいごに
今回は公務員からの転職でおすすめの業種を3つ紹介しました。
上でも書きましたが公務員からの転職は特別なスキルや資格がない限り、なかなかうまく進まないことが多いと思います。
そのような中で、紹介した業種は私が実施に選考を受けた実績から、公務員の経験が評価されやすいと感じたものになります。
公務員で転職をお考えの方は経験なども近いと思いますので参考になれば幸いです。
そしてもし今回紹介した業界に少しでも興味がありましたら、ぜひ選考を検討してみてください。
断るのは選考途中でもできますので、話を聞いてみながら決めていく形でも良いと思います。
迷ってる間はなかなか進みませんのでぜひ積極的に動いてみましょう。