こんにちは。コボ(@kobo_blog)です。
残業も少なくてプライベートが充実できそう
ノルマもなくてなんとなく楽できそう
このようなきっかけで公務員を目指す方もいるかと思います。
素直な気持ちとしてこのような理由で転職することは問題ありません。
実際に私も「全国転勤がない環境がいい」といった点も公務員になった理由の1つでありました。
しかし、公務員試験ではその希望については話すべきではありません。
もちろん志望動機として面接や書類で伝えることはNGです。
そこで本記事では、この他に公務員試験の面接等で言うべきではない内容を紹介していきます。
在職時に人事担当者と話した内容ですので、多くの自治体でも当てはまる部分かと思います。
ぜひご覧いただき面接だけでなく書類選考を受ける際の注意点として参考にしてもらえると幸いです。
面接(特に志望動機)で言うべきではないこと
さっそく結論となる内容を紹介していきます。
これから公務員試験を受ける方は、面接はもちろん書類選考や小論文試験でも伝えることがないように注意しましょう。
公務員の待遇面
1点目は公務員の待遇面です。
具体的に以下の点についてはどの試験においても話すことがないようにすべきです。
・退職金がもらえる
・ワークライフバランスが良さそう(残業が少ない)
・ノルマがない
ここで挙げた点は公務員が持つメリットになりますので、本音では志望動機として考えている人も多いはずです。
ただし、面接官は受験者から『自治体を変えたい』というやる気に満ちた回答を待っています。
待遇面を出した時点で大きなマイナス評価になってしまいます。
≫≫【加点を目指す】公務員面接試験での逆質問はどうする?NGも紹介の記事でも書きましたが、逆質問の際も、待遇面を聞くことは避けた方が無難だと思います。
別の記事で公務員になるメリットを紹介していますが、これらの内容についても避けるようにして志望動機など考えましょう。
現職の不満(民間企業を落とす内容)
2点目として現在勤めている会社の不満については話すべきではありません。
これは社会人の方に限らず新卒の方にも当てはまります。
新卒の場合は、民間企業に対するマイナス意見を言うことはNGです。
民間企業が嫌だから公務員になろうとしてるのかな?
入職することで満足されてしまうんじゃないか?
民間企業への不満やイメージを下げる意見を言うことで、面接官はこのような印象を持ちます。
そのため、試験においてはマイナス評価になってしまう可能性が高いです。
一方、民間と公務員の違いを踏まえたうえで、『なぜ公務員を志望しているか』論理的に説明できると評価は上がると思います。
私は公務員と民間どちらも勤務したので、その経験から感じた違いについては別記事で紹介しています。
公務員は民間企業と付き合いは多い
そもそも公務員になると予想以上に民間企業の方と関わる機会があります。
事業を一緒に進めることも多々あります。
稀に「公務員がいないと(許可しないと)民間は事業ができない」といった内容を見かけることがあります。
個人的にはこれは逆で、今の公務員の業務は『民間企業がいないと成り立たない』ように思います。
AI導入などIT化がもっと進めば、さらに公務員の業務は外部委託になるでしょう。
そのため民間企業についてマイナスイメージを持ち、『公務員の方が上』といった考えを持たないように注意しましょう。
自治体が求める人材
志望動機などを考えていく際に、これまで紹介したような自分都合の内容は入れるべきではありません。
自治体が求める人物像に沿って回答を考えていく必要があります。
では自治体がどのような職員を求めているかというと多くは以下のような内容になるかと思います。
・誠実・公正で県民(市民)から信頼される職員
・知識や技能向上を図るなど努力を惜しまない職員
・県民(市民)と協働し積極的に業務を遂行できる職員
各自治体は募集案内などにこのような求める人物像を載せていたりします。
自身の準備した回答が、この人物像とまったく異なる内容になっている場合、試験通過することが難しくなってしまいます。
事前準備として自身が受験する際には、回答が求める人物像に沿っているか必ず確認しましょう。
志望動機の回答例
ここまで避けるべき内容について紹介しましたが、参考として私が準備していた公務員の志望動機について紹介します。
私は以下の点を中心に志望動機を作っていました。
⇒人口減少や高齢化で自治体運営が苦しい状況になることが予想される
⇒その大変な状況下でも業務にあたることで課題解決にチャレンジしたい
公務員の業務は大変な状況に置かれていることを理解しつつ、チャレンジしていきたいという主旨の回答です。
おそらく「なぜ公務員になりたいの?」という質問の回答に困っているケースが多いと思いますので参考になると幸いです。
このほか、私が受けた頻出質問やそれに対する回答例は以下記事で紹介しています。
これから公務員試験を受ける方はぜひ参考にご覧ください。
まとめ
今回は公務員試験の面接などで言ってはいけないNG事項について紹介しました。
紹介した内容は、本音では考えていることでも試験では伝えないほうが良いです。
改めてになりますが、控えるべき内容はこちらです。
・現職の不満(民間企業を落とす内容)
自身で試験においてマイナスポイントを作らないよう注意しつつ準備を進めていきましょう。
本記事が転職にあたって少しでも参考になれば嬉しいです。
このほか、公務員試験関連の記事リンクをいくつか貼っていますのでよかったら合わせてご覧ください。
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