【実例】公務員を辞めたくなった理由と転職までに行ったことを紹介

こんにちは。コボ(@kobo_blog)です。

 

公務員を辞めたくて悩んでいる
公務員辞めた人って何が嫌だったの?
入庁してみたけどイメージと違った
辞めて民間で働いてみたいけどどうしていいか分からない

 

このように公務員としてのキャリアに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

特に若手~中堅あたりの年代の方は、公務員としての働き方に慣れつつ、嫌な部分が見えたりこのままで良いのか不安になることもあるかと思います。

 

私も公務員として働くことに疑問を感じ、民間から入庁して約4年でまた民間へ転職しました。

この経験から私が公務員を辞めたくなった理由や、民間に転職するまでに行ったことの流れについて紹介していきます。

公務員の方で辞めたいと思っている方はもちろんですが、公務員になるか悩んでいる人も参考にしていただける点があるかと思いますのでぜひ最後までお付き合いください。

公務員を辞めたいと思った理由

さっそくですが私が公務員として働く中で、辞めたいと思った理由を紹介していきます。

 

私の場合は、大きく分けると以下のような理由がありました。

  • 給与などの待遇面
  • 公務員の業務文化
  • 公務員ならではの業務
  • 将来的なキャリアプラン

 

詳細についてもここから説明していきますが、現在、公務員の経験がある方には共感していただける部分もあるかと思います。

 

理由① 給与が低い(昇給額が少ない)

地方公務員に転職してみて感じたのが給与の低さです。

公務員の平均年収は600万円を超える自治体も多くありますが、若い年代の場合は想像以上に給与が低いのが現実です。

 

実際に私の場合は民間企業から転職して、年収ベースで100万以上下がりました。

しかし、若手のころは薄給だという点を割り切れる方は、将来的に安定した年収が見込めるのは良い点かもしれません。

昇給金額もそこまで高くない

公務員にも業務評価の制度はありますが、そこまで給与に影響することはありません。

そのため、年間の平均昇給額も「5,000〜7,000円」程度である自治体がほとんどです。

 

業務量は増えているけど給与はそこまで増えないという不満を持つ方も多いかと思います。

 

コボ
私の場合は、成果がある程度年収に反映してほしいと思ったのも、転職を考えたキッカケでした

 

理由② 定型業務・前例踏襲が多い

公務員の業務は、決まったことを忠実に行うような定型業務が多くあります。

もちろん新規事業などもありますが、民間にいた時ほど多くはありませんでした。

 

新規事業でなくても業務改善を行ったりすることもありましたが、新たな施策をどうするか考えたりする機会が少ない点は転職を考えたきっかけの1つとなりました。

 

コボ
私自身が飽き性なこともあり、変化やプレッシャーが多少ある方が好みだったこともあります

変化を嫌うケースも多かった

前年度はどうやってた?
とりあえず同じようにやっておこう

このように前例踏襲が基本となっており、変化を嫌う人は公務員(特に管理職)には多い傾向があるように思います。

≫≫【前例踏襲?】地方公務員の仕事は保守的ですの記事で詳細は書いていますが、新しいことにチャレンジしてみたいという方は転職を前向きに考えても良いかもしれません。

 

理由③ 事業が進むスピード

公務員は年間予算がしっかり決まっていることもあり、事業を進めるスピードがゆっくりしている傾向にあります。

公務員へ転職する前は、週単位で数値管理し打ち手を検討し実行するような流れだったので、物足りない部分を感じました。

 

コボ
税金を使っているので何事にも慎重になってしまう傾向があるように感じます

決裁項目が多く、裁量があまりない

公務員の場合、決裁を取らなければいけない項目も多くあるため、何かと進めるときに時間がかかりがちです。

さらに決裁が必要な事項が多いことから、予算が個人に充てられ施策を考えるような機会もほぼありません。

私はプレッシャーがあってもある程度、裁量を持ち取り組める環境の方が合っていると思い転職しました。

 

理由④ 将来的なキャリア選択肢の狭さ

生涯を公務員として過ごす覚悟が決まっている方にはあまり関係ない点かもしれませんが、公務員として長く働くことでキャリアの選択肢が狭まると思い転職を考えました。

 

生活環境の変化に応じて高い年収の企業を目指したり、自由度が高い働き方をしたりと考えたときに公務員であると身動きが取りにくいと感じました。

このことも理由の一つとなり、早めに転職活動をすることになった形です。

 

理由⑤ 災害時に業務優先となる

最後の理由としては、「災害時にも出勤しなければいけない」ことがあります。

公務員の場合は大きな台風や地震が起こった際には、休日であっても出勤し対応をしなければいけません。

コボ
実際、公務員になって対応してみて、災害時は家族と動ける環境の方が良いと感じた点も転職理由になりました。

 

公務員を辞めるまでに行ったこと

ここまで私が公務員から転職したいと思った理由を紹介しましたが、その後どのような流れで転職まで進めたか簡単に紹介します。

民間への転職を検討したいという方はぜひ参考にご覧ください。

 

ステップ① なぜ辞めたいか、転職して何を変えたいか整理

いきなり退職したり転職活動を進める前に、以下のことを自分の中で決めました。

 

「公務員を辞めて何を改善したいか」明確にすること

 

この点はエージェントとの面談や、転職企業選びなどにも大きく関わってくるのでしっかりと考えることが重要です。

現状の不満を整理することにくわえて、何が改善されるなら転職するのかをぜひ考えましょう。

 

ステップ② 妻に転職活動することの相談

転職活動を本格的にする前に、私の場合は妻に「転職活動すること自体」の相談をしました。

 

主に以下のような点を整理して話し、説明するようにしていました。

  • 公務員を続けるメリット・デメリット
  • 転職するメリット・デメリット
  • 転職した方が良さそうな理由

 

家族がいる方は公務員を辞めることは大きな問題となります。

≫≫【公務員からの退職】家族に反対されないために細かい相談が大切ですの記事でも紹介していますが、ぜひ家族には事前に相談しておきましょう。

 

ステップ③ 転職サイトに登録

転職活動を本格的に始める際にまず「転職サイトへの登録」を行いました。

条件が良く自分に合った企業を探すためにも、なるべく多くの求人を得ることがおすすめです。

 

コボ
私もいくつか併用していましたが無料なので活用しておくほうが効率も良くなります

 

実際利用していた転職サイトについてもいくつか紹介していますのでぜひこちらもご覧ください。

 

ステップ④ 転職エージェントと複数面談

転職を後悔しないようにするため転職サイトと並行して、転職エージェントにも登録し面談を行いました。

エージェントの場合は自分の希望やこれまでの経験を踏まえ、厳選された求人案件を紹介してくれます。

 

私は10人以上のエージェントと面談しより希望にあった求人がないか情報を得るようにしていました。

 転職サイト:自分で求人を探して応募する
 エージェント:求人紹介してくれ面接日程調整などもしてくれる

このようにそれぞれ特徴がありますので併用して転職活動を進めることがおすすめです。

 

 

ステップ⑤ 内定承諾までに家族へ最終確認

転職サイトやエージェントを活用しながら内定を得ることができたら、家族と最終確認を行いました。

民間へ転職する際は、事前に「労働条件通知書」をもらい想定年収や休日などが分かるようになっています。

内定承諾する前に転職すべきか家族と最終確認を行うようにし、全員納得できる形で進めましょう。

 

ステップ⑥ 退職手続き

内定承諾した後は、公務員の退職手続きになります。

私が実際に行ってきた退職の流れについても別記事で書いていますのでぜひ参考にしてみてください。

 

公務員は合う・合わないがはっきりしている

私は公務員に転職してみて合わない点が多く、また民間企業へ転職することとなりました。

民間と公務員、どちらも経験した中で「公務員は合う人・合わない人がはっきりしている」ように感じています。

 

今回転職理由をいくつか紹介していますが、私に合わなかった点になるので、現職の方にとっては異なる点もあるかと思います。

ぜひ公務員を退職する前に、何が不満で転職したいのか、民間企業でないと希望が実現できないのかじっくり考えてみましょう。

転職してみて感じた点なども別記事に書いていますので、参考としてぜひご覧いただけると嬉しいです。

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