こんにちは。コボ(@kobo_blog)です。
公務員の時どんなストレスがあった?
公務員に転職したいけど不安もあるな…
なんとなく世間的に「公務員は楽」というイメージを持つ方は多くいます。
現実としては部署や人間関係にもよりますので、『半分本当で半分嘘』といったところになります。
ただし、「公務員ならでは」のストレス要因も存在します。
そこで本記事では私が公務員になった経験から感じたストレス要因を解説していきます。
実際に私が感じたり、同期から聞いた話をもとに具体的な項目を紹介しています。
これから公務員になる方や転職を考えている方などの参考になれば幸いです。
公務員は内部にストレス要因が多い?
細かい内容は後述しますが、公務員は庁内から受けるストレス要因が多くあります。
それは公務員は内部調整も多く、庁内職員とのやり取りが多く発生することが理由です。
内部調整についてはストレス要因にもなりますが、慣れてしまえば抑えるべきポイント・人物が分かってきます。
そのため年数が経つと自然と「調整力」が身についていたりします。
民間から転職した感覚では楽な面もあり
私は民間企業の営業企画職から公務員に転職しましたが、働いた感覚では「楽な面が多いな」というのが感想です。
≫≫【公務員は楽なのか?】民間から転職した経験から解説しますの記事で紹介していますが、特に「精神的に楽」と感じることが多くありました。
お読みいただいている方には社会人で公務員への転職を狙っている方も多いと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
地方公務員のストレス要因(内部)
ここからは公務員が直面するストレス要因を紹介します。
まずは内部(庁内)が要因となるストレスについて解説していきます。
上司、先輩などの人間関係
地方公務員の場合、人間関係で悩むケースが多くみられます。
特に以下のような人が部署にいるとストレスは強まります。
- 部下にやたら横暴な人
- パワハラまがいの言動が多い人
- 人の悪口・噂話を平気でいう人
政令指定都市など人数が多い自治体であればまだいいですが、小さな自治体であればイヤな人でも関わる機会が多くなってしまいます。
そのため、合わない人とも関わっていかなければならずストレスになってしまうケースは多くみられます。
ただこれは、公務員に限らず民間企業でも起こりうることですので、正直なところ運もあります。
公務員の場合は2〜3年で異動することが多いので、異動まではとりあえず我慢してみるということもできるかもしれません。
首長などからのプレッシャー
知事や市長など自治体のトップに近い部署になると、各事業に関わる指示が直接きたりします。
突発的な依頼事項などもあるうえに、会社で言えば社長の立場にいる人からの指示なので、より緊張感をもって取組む必要が出てきます。
もしミスリードするような情報を出してしまうことで、公の場で誤った発言・判断をしてしまうことにも繋がります。
この辺りもストレスに感じる方が多いかもしれません。
議員からの圧力
自治体にはもちろん議員もいますので、その議員からも要望などがくることもあります。
さらに議会における議員の発言が、部署の取組に影響することもあります。
まともな内容を意見してくる議員はまだいいのですが、「それ聞いてどうするの?」という発言をする人もいます。
私自身が無駄な作業が嫌いだったので、この部分はストレスに感じる点でした。
ただし、現場に近い形で業務にあたる場合は、関わる機会が少ないかもしれません。
長時間の残業
このように考えている方は特に注意です。
公務員も今は一定の残業もありますし、予算次第ではサービス残業もあり得ます。
このように理想と現実にギャップがあることでストレスになる場合もあります。
転職を目指す場合、残業時間については理想を持ちすぎないように注意しましょう。
業務へのモチベーション低下
そもそも公務員としてのキャリアに不満が出てくることもストレス要因になりえます。
特にルーティンワークをこなすだけになってしまうとその傾向も強くなりがちです。
公務員の場合は、「試験を勝ち抜いて入職することがゴール」になりがちなので、やりがいを見失うとこのようになるケースもあります。
また、≫≫【前例踏襲?】地方公務員の仕事は保守的ですで書いていますが、公務員の前例踏襲の部分が合わないひともいるかもしれませんので注意が必要です。
年功序列の評価制度
これは公務員のメリットでもありますが、年功序列の評価制度がデメリットになりえることもあります。
特に「仕事をしない管理職」がいる場合、ストレスになりやすいです。
公務員の若手は薄給にも関わらず、仕事は多く任されがちです。
それに対し、部下を管理できていない管理職が良い給料をもらっていたりします。
これを不満に感じてしまうと日々ストレスを感じることになります。
地方公務員のストレス要因(外部)
続いては外部からくる要因について説明していきます。
住民からのクレーム
特に窓口業務がある部署の方は、住民からクレームを言われるケースもあります。
公務員の場合は、「税金で暮らしているくせに」と難癖をつけられたりします。
経験を重ねるとそれも流すことができますが、特に若手の場合は真に受けてかなりのストレス要因になってしまいます。
部署配属は自身で決められないので、そういったこともあり得ることを覚悟しましょう。
公務員としての周囲の目
公務員は普段の生活においても、周りから少し違った目で見られる場合もあります。
特に働く自治体に住む場合は気を遣う場面も多くあると思います。
人として当然の部分ではありますが、より節度ある生活をしていくことが必要になる場面も出てくるかもしれません。
このように生活面でちょっと気を遣うケースがあることもストレスの要因になり得たりします。
ストレスチェックは毎年あります
公務員も毎年ストレスチェックを実施しています。
これは法律で義務付けられているため、必ず回答するものになります。
ストレスが高い結果がでると産業医との面談を実施する流れになります。
また、残業が多い場合も面談することもありますので、何かしらでストレスをチェックされる機会はあります。
ただし、この結果をもとに大きな人事異動が起こることはあまり期待できません。
参考情報として取扱われる自治体が多いかと思います。
ダウンするくらいなら休職制度を活用
公務員として働く上で大なり小なりストレスを抱えることは起こります。
ストレス発散方法があったり、耐性がある人は問題ないですが、一人で抱え込み鬱になってしまうこともあるかもしれません。
その時はぜひ休職制度を活用すべきだと思います。
公務員は民間と比べても、労務関係の制度は整っているので、ダウンするくらいであれば一旦休んでみましょう。
公務員は向き不向きがあります
公務員の仕事は民間と異なる部分が大きいので、向いている人の特徴がある職種になります。
ただ、「公務員が安定しているから」と入庁してしまうとギャップを感じることが多々あります。
私自身も公務員から民間に出戻りしたので、その経験者ということになります。
≫≫【適性は重要】公務員に向いている人の4つの特徴はこれの記事で適性のある人はどのような特徴があるか紹介しています。
参考にぜひお読みいただければうれしいです。
公務員になるメリットも大きいです
ここまでストレス要因について紹介しましたが、なんだかんだで公務員は恵まれている部分も大きいです。
コロナ禍であってもボーナスはほぼ下がらなかったり、基本的には失業することもありません。
≫≫【民間→公務員】地方公務員に転職するメリットはこの4つの記事で具体的に紹介していますので、これから公務員を目指す方はぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は地方公務員になると直面する可能性のあるストレス要因について紹介しました。
公務員独特の内容もあれば、どの職場でも起こりえる内容もあります。
もちろん全てのストレス要因が公務員になると自身に降りかかるわけでもありません。
ただし、「公務員になれば仕事も楽で給料安定」という気持ちだけで入職しないようには注意が必要です。
新卒で入職を目指す人や、転職で公務員になりたい人の参考になれば幸いです。
※完全オンライン型で時間や場所を問わず学習できます。充実した内容が驚きの価格で手に入ります。
▶ 資格の大原 | 圧倒的な合格数を誇る大手予備校
※通学型・通信型ともに充実したサポートを受けながら学習できます。
▶ クレアール | Web通信特化型で社会人におすすめ
※音声データや資料PDFがダウンロード可能。通勤中などの時間を活用できます。
▶ LEC東京リーガルマインド | 上位合格者多数の大手予備校
※通信生も利用できる担任講師制度で個別サポートが受けられます。